2018/08/17(金)

昨日の(や)さんの図書館だより。心霊現象とまではいきませんが(す)も1つ不思議なお話のストックがあります。

小学校高学年の時。6時間目に理科の授業がありまして、後片付けを各グループ交代で行っていました。
ちょうどその日の片付けは(す)のグループ。6時間目ということもあって、外は真っ赤な夕焼けでした。

理科準備室には骨格標本と人体模型が一番奥の棚の影に隠れるように向かい合わせで置いてありまして、(す)はその2つが大の苦手。
そのため、準備室にはできる限り近づかないようにしていたのですが、後片付けをしないわけにはいきませんので、グループの子たちと「早く帰ろう!」と急いで片付け、準備室の中の物も一通りチェックし終えたので、さあ戸締りをしようと思い「誰もいないねー?」と一声掛け、返事が返ってこなかったので、施錠しようとした時「ガタン!」と音がしました。

「え?誰かいるの?」と再度準備室の扉を開けると、人体模型が入っているケースの扉が独りでに開いていたのです。さっきチェックした時はしっかり閉まっていたのに。
もちろん風なども入ってきません。

「え、なんで開いてるの」と怖くなって視線を逸らしたら、反対側にいる骨格標本が棚の影から少し見える位置に移動していたのです。
いつもは棚の奥にいて、さっき確認した時も見えなかったのに。そして何だか妙に静かだなと思ったらいつの間にか準備室には自分1人だけ。
泣きそうになりながら急いで施錠し、ダッシュで教室に戻りました。

教室で同じグループの子たちに「ひどいよ!先に帰っちゃうなんて!」と訴えると「え?(す)ちゃん、いっしょに帰ったじゃん」と不思議そうな顔。
「私さっき一人で鍵掛けてきたんだよ?」と言うと「え?鍵は私たちと一緒に職員室に返したじゃん」とまたもや不思議そうな顔。
と、ここで「(そういえば怖くて鍵を職員室に届けに行ってない)」と思い出した私の手に鍵はありませんでした。

あれは一体なんだったのでしょう…。今書いていても背筋が凍ります…。こわい。
ちなみに、他のグループの子たち曰く、(す)は教室に帰る途中で「トイレに行ってくるから先に行ってて」と言って別れたそうです。
え、トイレなんて行ってない…。  (す)

『こわい話・ふしぎな話』(奥田 継夫∥著) (K913/オ)
『山怪』(田中 康弘∥著) (コーナー7)
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